予防歯科
- Q今痛みはないのですが、行ってもいいですか?
- Aもちろんです。むしろ「痛みが出る前」のタイミングがベストです。予防のための検診こそ、最も価値のある通院といえます。
- Q忙しくて時間が取れないのですが?
- A検診・クリーニングは1回あたり30~45分ほどです。定期的な通院で、将来の長期的な治療を避けることができます。
- Q予防だけでも保険は使えますか?
- A内容によっては保険が適用されます。詳しくは受診時にご説明いたします。
むし歯や歯周病になる前に、“守る”ための通院を

「歯医者は、歯が痛くなってから行く場所」
そんなふうに思っていませんか?
もちろん、痛みやトラブルがあるときは治療が必要です。
でも、もっと大切なのは——そもそも“痛くならないようにする”こと。
えびすデンタルクリニックでは、お口の健康を“治療”ではなく“予防”によって守ることに力を入れています。
予防歯科って何をするの?
予防歯科とは、むし歯や歯周病になる前から定期的に通っていただき、「お口の状態をチェックし、健康な状態を保つ」ための診療です。
具体的には以下のような内容を行います。
歯のクリーニング(PMTC)

専用の器具を使って、毎日の歯みがきでは取りきれない歯石やプラーク(細菌のかたまり)を徹底的に除去します。
これにより、むし歯・歯周病・口臭を予防する効果があります。
歯ぐきや骨の検査(歯周ポケット検査・レントゲンなど)

目では見えない歯ぐきの中や、歯を支える顎の骨の状態までしっかり確認し、初期の異常も見逃さずに発見します。
フッ素塗布

歯の表面を強化するフッ素を塗布することで、むし歯菌の酸に強い歯を育てます。
特にむし歯ができやすい方や、治療を終えたばかりの方におすすめです。
ブラッシング指導

歯並びやみがき癖は人それぞれ違います。
当院では患者さま一人ひとりに合ったみがき方を、歯科衛生士がわかりやすくアドバイスします。
予防を続けると、どんないいことがあるの?

予防歯科は、ただ「むし歯にならないようにする」だけでなく、お口全体の健康を守り、結果的に全身の健康寿命を延ばすことにもつながります。
たとえば…
むし歯・歯周病の早期発見・早期治療ができる
重症化を防ぎ、痛みや大がかりな治療を避けられる
将来的に歯を失うリスクが減る
医療費の負担を軽減できる(治療より予防の方が経済的)
お口の中がスッキリして、口臭も防げる
噛む力を保ち、脳や身体の健康も維持できる
80歳で20本以上の歯を保っている方は、定期的なメンテナンスを欠かさず続けてきた方が多いというデータもあります。
予防が大切なのは、大人も子どもも同じ

予防歯科=子ども向けと思われがちですが、大人こそ予防が必要です。
特に30代以降の日本人が歯を失う原因の第1位は「歯周病」。
進行すると歯がグラグラになり、最悪の場合抜歯が必要になります。
また、治療を繰り返すことで歯は徐々に弱くなってしまいます。
「むし歯ができた→治療→再発→再治療」を繰り返すことなく、“今ある歯を守る”という考え方が重要です。
通院ペースはどれくらい?
予防歯科の通院ペースは、3ヶ月に1回が目安です。
患者さまのお口の状態やむし歯・歯周病のリスクに応じて、適切な頻度をご提案いたします。
「最近歯医者に行ってないな…」という方こそ、一度チェックを兼ねてご来院ください。
予防は、今この瞬間から始められます。
よくある質問(Q&A)
最後に|「守るための通院」を、習慣に
歯やお口の環境は、年齢とともに少しずつ変化します。
今は問題がなくても、気づかないうちに進行しているトラブルがあるかもしれません。
私たちは、治療のためだけに来る歯科医院ではなく、「健康を守るために通う場所」として、地域のみなさまの暮らしに寄り添いたいと考えています。
歯を失ってからでは遅いからこそ、
今ある歯を一緒に守り、10年後・20年後の健康も見据えたサポートをいたします。
初めての方も、お久しぶりの方も、お気軽にご相談ください。
皆さまの笑顔と健康を、私たちがしっかり支えていきます。